実際に見ると違う 是非立会を
立会をされる方も結構いると思います。
自分もなんとなく立会をしておこうかなという程度でした。
出産まで50時間以上
破水から出産
予定日より1か月ほど早く破水し、産婦人科へ直行しました。
長い長い闘いの始まりです。
出産までは2日以上かかりました。ママは疲労困憊ながらも赤ちゃんを抱っこする姿は感動です・・・と言いたいところですが、今さっき切ったところをまた縫ったりと・・・勝手に冷や汗をかいていました。
本当に母ってすごいな・・・強くなりますね。
そんな感動も束の間 子供の様子がおかしい
すーっと母から離されて体重等を図りつつ先生や看護師さんが我が子の前に集まります。
空気がピリピリしている。
体が紫色・胸の中央陥没
徐々に体が紫色になり、胸の中央が陥没し始めます。
鳴き声も聞こえなくなり、これはおかしい…提携先別病院から小児科の先生が助っ人に来ました。このお爺ちゃん先生が本当に頼りない。
『ん~たぶん大丈夫だと思うよ~。
でも念のため、近くの大きな病院に移すこともできますけど、どうしょうましょうかねぇ?』
ってこちらが判断するのかい!!
お医者さんってプロではないのか??
そもそも体紫色で胸中央陥没しているのが大丈夫とは思えないですけど
…直ぐに大きな病院に移してください。
もし、ここで頼みそこなっていたらと思うとゾッとします。
救急車で移動(延長戦+20時間)
救急車で大きな病院へ移動
救急車から降りてきた先生が直ぐに様子を見て、乳児に挿管して呼吸を確保。
おじいちゃん先生、やばかったじゃないか・・・
この対応が後々の症状悪化を防いでいました。私も救急車を追って病院へ到着。
病院の廊下には、超未熟児の写真が沢山貼ってありました。こんなに小さな命でも生きているだな~と思う余裕はその時はなかったです。むしろ不安になってきた~
RDS:乳幼児呼吸窮迫症候群
先生から言い渡されたのは【RDS:乳幼児呼吸窮迫症候群】というものでした。何やら難しい名前です。
MRI画像では脳に大きな損傷は見られないとのことでした。…とりあえず一安心。
当時はネットを死ぬほど調べました。肺が膨らまず機能不全になっている。だから胸中央が大きく陥没する症状がある。直ぐには戻らず1か月以上かかりました。集中治療室から出たのは入院から2か月になろうかというところでした。
父親も不眠不休 まったく痛くはないけど
破水してから自宅に戻るまで70時間近くかかりました。
さすがにふらふら・・・このまま仕事か・・・
出産する場所(施設)を比較
我が家は、産婦人科クリニックでした。
施設は綺麗で、やさしい先生、美味しいごはん、どれも不安な心を支えてくれる大切なものですよね。
ただ、やはり子供に何かあって生まれた時に、問題にもよりますがクリニックで対応ができません。赤ちゃんについてはクリニックの先生が直接診察をする又は近隣の提携小児科医を呼び出しをして対応するということになります。万が一のリスク管理では総合病院にメリットがあります。
我が子も恐らく90分ぐらいは時間短縮が可能だったのではないか感じています。その90分は赤ちゃんにとっても、1つの家族にとっても、とてつもなく大きいものと言えるでしょう。
近年では、総合病院が5割弱、産婦人科クリニックが4割強、その2か所がほとんどです。
その2カ所のメリットデメリットをまとめました。
総合病院
メリット
- 緊急時の対応が早い
緊急時の対応
①直ぐにその場で処置開始
②あればNICUへ搬送
出産時のリスクが高まる高齢妊娠、持病を持っている方は特にこのメリットは大きいと感じます。この点は重要だと実体験から感じました。NICUなどを備えた総合病院がある場合はチームでサポートされ心強い味方になってくれるはずです。
またコスト面でもクリニックと大きく変わらないか、むしろ最近のお洒落なクリニックより安く済むことが多いようです。
デメリット
- 母親の気持ちより、母子の生命を優先する
デメリットかは微妙ですが、帝王切開を選択する確率がクリニックより10%程度高いという事実はあるようです。
あと病院次第ですが、ごはんが特に美味しくないということは実際にあるようです。友人A子さんはNICU有の総合病院で出産しましたが、あんまり美味しくなかったとは言っていました。
【母子の生命】と【ごはんの美味しさ】どちらを優先するか・・・
産婦人科クリニック
メリット
- 選択肢が多い
地域にもよりますが、複数のクリニックがあれば選択肢が広がります。
お洒落で綺麗な建物、優しい先生と看護師、妊婦さんからすれば精神的な部分を丁寧にケアしてくれる可能性を感じるかもしれませんね。
私たちが利用したクリニックもまさにそのような施設で、クリニック自体に不満はありませんでした。
デメリット
- 緊急時の対応は時間がかかる
緊急時の対応
①近隣から応援医師が駆け付けるまで待つ
②総合病院へ搬送となる
帝王切開の施設を有するクリニックも多くあるようですが、万が一の時はやはりリスクが総合病院よりは高くなります。
いまとても実感しています。
知り合いのママから『ここで産んでよかった!』と聞けば、もちろんそこで産んでみようかとも思うことはあるでしょう。出産に至るまでよりも出産後の人生はとても長いものです。それは人によっては子供の人生の一部を背負う場合もあるのでしっかりとした検討が必要ですね。
息子の発達障害に気付くまで
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