軽度知的障害(IQ70前後)でも勉強は大切!
将来なにを目指すか?
が大切です。
支援学校でも高等特別支援学校の場合はなんと簡単な試験があります。
だれでも入れるわけではありません。
そのため、小学1年~4年生ぐらいまでの問題を勉強する必要があります。
先取り学習はしない方が良いのか?
興味がなくなるので先取はしない方がいい。
勉強はしなくてもいい。
そんな意見を聞くことがあります。
軽度知的障害の場合は、勉強は必要です。
先取りしたってかまいません。
進級に伴い、周囲の勉強ペースにはついていけなくなることが多いです。
もし、余力があるならその時に先取しても大丈夫です。
というかそんなことは大した問題ではありません。
どのみち抜かれることが多いので、貯金はあっても困ることはありません。
苦手・嫌いがたくさんある。
アクの強い子です。
- 見通しがないと不安
- 文章は苦手
- 失敗したら死ぬ
- ワーキングメモリーは低い
- 集中力は低い
- 目で見たものは写真のように記憶する
なかなか一筋縄にはいきません。
勉強中も
うふふっ!
わ~!たすけて~!
とお空とニコニコ会話し始めます。
おいおい・・・何と会話してるの!?
・・・呼び戻さないと進みません。
一問でも間違えたら心が折れます。
でも諦めたらそこで試合終了です。
安西先生的な人が欲しい。
ハイペースもNG
全くできないわけでもない、でも普通にできるわけでもない。
普通の子の学習レベルについていこうとするのか、
それとも無理をさせず、ゆっくり目に寄り添って学習面をサポートするのか。
難しい判断ですが、軽度知的障害の可能性があるとどこかで遅れ始めます。
その時は、普通の子レベルをやらないという選択肢の方が彼にとっての幸せに繋がるのかもしれません。
ぼちぼちでやっときますか・・・
実践してみた学習方法(IQ70ぐらいの子)
無理っぽいなと思ったらすぐにペースダウンが必要です。
効果のあった対策一覧!
- 言語訓練(ST)もおすすめ
- 褒めるって大切
- 学習教材も大切
- 1回の勉強時間は10分が限界
言語訓練(ST)
学習をする上で最低限の語学力が必要です。
しかし、彼の言語能力は年齢マイナス3歳程度となります。
これは親だけでは対応しきれない部分もありました。
専門の言語聴覚士によって言語訓練を受けています。
視覚的なアプローチを多用しながら少しずつ彼の言語能力の向上を図ってくれます。
STさんの教え方を見るのも勉強になりました
褒めるは大切!
だいたいみんな叱ります。
わかります。全然人の話聞きませんからね。
しかし、ぐっと我慢(自分に言い聞かせてる)
どのみち親以外にも怒られることが多いです(たぶん)
自信喪失するポイントが多い子です。
だからせめて自宅だけは褒めとこう。
頭は良くなってほしいけどね・・・なかなか難しいこともあります
子供に適した学習教材
耳で聞いて理解するのが苦手です。
ただし目で見て覚えるは得意です。
それにあった教材や学習方法を探すのが効率的です。
最後に紹介します。
車でDVD見せただけで九九を勝手に覚える不思議な子
勉強時間は10分以内が目標
集中力が超短いです。
だいたい5分が限界。(最高に調子いいと15分)
早起きして10分ぐらい勉強をする。(日の出と一緒に起きる子は)
同じような問題を何回も少しづつ
終わったらゲームなどのご褒美がある。
寝る前に5分~10分程度漢字のイラストカードを見せる。
デジタルノートに漢字を書かせてから寝る。
定型のスタイルを作ると比較的ラクなのかもしれません。
おすすめの学習教材など(軽度知的でもできた!)
発達障害といっても幅広いので、我が家の場合で効果を感じられたものを少しご紹介いたします。
こどもチャレンジ
3歳~4歳向けを利用していました。
良い点は、映像学習教材(アプリ配信)があることです。
ただし、タブレットは自分で用意しないといけません。(スマホでも可)
昔はDVDでTVで写せてました。今はテレビで見る場合は、スマホの映像をテレビに無線か有線で送って表示する必要があります。
1年一括払い | 金額 |
---|---|
1カ月あたり | 2,460円 |
1年 | 29,520円 |
未就学
【こどもちゃれんじ】 【進研ゼミ小学講座】キッズプリント
無料です。印刷代のみ。年長さんの頃に利用させて頂きました。
おふろでレッスンミニ ひらがなのひょう
お風呂時間は結構使えます。100均のもので代用も可能です。
うたって覚えよう!DVD~九九のうた・県庁所在地~
九九はDVDが先生です。丸暗記ですが覚えました。
きくきくドリル STEP1
耳で聞いて覚える苦手部分の訓練です。苦手なので嫌になったら無理強いせずに他のものを取り組みます。STEP3まであります。
意味からおぼえる 漢字イラストカード
イラストで理解できるので理解しやすいようです。
読みはイラスト、書くのはタブレットを利用し寝る前に学習しました。うんこドリルを用いても、ひたすら書いて覚えるだけだとイマイチ記憶できていませんでしたが、イラストと組合せで急速に記憶の定着が図れました。LDの子にも助けになるようです。おすすめですけどただ、ちょっと高い。
対応方法は、子供に応じて変わると思います。上記に挙げたのは我が子の場合の対策と結果です。人によっては最善の対策とはならない場合がありますので参考程度に受け取ってください。
息子の診断はASD(自閉症スペクトラム障害:高機能自閉症)として診断されていますが、学習面ではLD(学習障害)の要素が部分的にあるように思います。
- 読み間違いが多い
- 間違えた部分は適当に読み替える
- 読んだ部分の理解力は低い
- 書き順が間違いが多い
- 書いた文字が枠からはみ出る
- 暗算はできるが計算の時に指を使う
- 文章問題になると応用できない
個人によってその苦手となる部分がそれぞれ違いますが、発達障害という大きな枠で見ると共通する項目があったります。それゆえにその子に応じた学習方法を見つけるのは少し時間がかかります。
昔バイトしてた家庭教師の生徒たちの、どの子よりも大変
1人で教えてるとどうしてもイライラ・・・
その他学校での問題も沢山あります。
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