【バレンタインデーに久遠チョコレートを】障害者の賃金から考える VOL.088

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久遠チョコレートとは?

出発はパン屋さんから

2003年、愛知県豊橋市において障害者雇用の促進と低工賃からの脱却を目的とするパン工房(花園パン工房ラ・バルカ)を開業。2014年久遠チョコレート事業を立ち上げ、わずか5年で全国33拠点に拡大。「全ての人々がかっこよく輝ける社会」を目標に、様々な企業へ経営参画し企業連携・事業開発に取り組みながら障害者の雇用、就労促進を図っている。

https://quon-choco.com/aboutus/

これだけを見ると障害者雇用なんて言って、それは建前でお金儲けメインじゃないの?と疑い深い私は思ってしまいます。しかしあるテレビ番組を見てから知ったので一切そんな思いを抱くことはありませんでした。

2003年頃から東海テレビが取材をしており放映し、その後17年の記録を【チョコレートな人々】として放送し、2021年に日本民間放送連盟賞テレビ部門のグランプリを獲得しています。

夏目浩次さんという方が立上げ2003年頃にパン屋さん時代の悪戦苦闘の日々から始まり、開業に1,000万円の借金までして、障害者雇用に取り組んでいる姿に障害児を持つ親として感動しました。

ご本人のブログ内のコメントで・・・

批判や非難をするのではなく、

どうしたら、より良いものを描いていけるかと、

また、みんなが、もがいていける。

真剣に、認め合いながら、もがいていける。

そんな

やさしい、優しい、

単純な社会を

創っていきたいと願っています。

引用:http://blog.livedoor.jp/labarca3120/ 内の夏目さん本人の記述

障害があっても幸せに暮らしてほしい

自分の子供に障害があってもここまでなかなかできません。

障害者を雇用するということは障害者がそれぞれ持つ障害の特性にある程度理解がなければできません。その人に応じた作業は障害者の数だけあります。それを社会制度として行うのではなく、一民間人が取り組み、一人の障害者が出来るだけ普通に働いて、給料を貰って、笑って人生を送ってもらえる。そんな枠組みを作ろうとしている姿は人の心を打つには十分なものだと思います。

一番難しいのは、事業として収益を上げるということだと思います。生産性はどうしても健常者に比べて落ちてしまいがちな部分を付加価値を付けて高収益を上げることでそれを実現しています。といっても実際に成功させるのは並大抵ではありませんよね。

親としては出来るだけ子供には幸せな人生を送ってほしい。

そんなわけで今年のバレンタインチョコは久遠チョコレートを買ってみたいと思います。

いろんな意味で素敵なチョコだね!

障害者の賃金について

現実は厳しい

障害者の賃金は実際にかなり少ないことが多いです。障害の状況や働いている場所に応じてかなり差がありますが、それでも健常者の給料と同じようには行きません。そもそも【給料】ではなく【工賃】としているため最低賃金の枠組みから外れてしまします。中には一日300円、500円ということも良くあります。月1万円程度となります。それだけ単純作業的なものの賃金は低く収益面を考えると賃金UPは難しいようです。

最低限度の暮らしはできるけど・・・

お小遣いと同じような感覚ですね。実際には、制度として障害者年金や生活保護があるので、そういったもので最低限度の暮らしができるようになっています。しかし、障害があっても、働いて、お給料を貰って、自分の力で毎日楽しく充実した生活をするというのが理想的ですね。でも実際にそれを行うのはとても難しい。障害者施設としての運営と収益面の両立はバランスをとるのが難しそうです。理想に確実に手が届いているわけではないかもしれませんが、理想を現実に変えようとしていることに感動します。

障害者の賃金のお話

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