ワーキングメモリーを増やしたい!
ちょっと前のことも忘れちゃう、マルチタスクは夢のまた夢、発語も遅い若干知的が遅れつつある自閉症のムスコ。治るものではないけど、補うことはできないものかと思考錯誤した方法と結果を書いています。
効果を実感できるものもあれば、そうでもないもの、そもそも無理なもの。一つづつ説明いたします。
絵本読み聞かせ
時期:2歳ごろ~8歳以上
内容:適当な年齢よりマイナス2~5歳のもの
結果:ず~と続けて8歳ごろに成果が表れた
時期 発達の遅い子だと3歳でもほとんど理解していません。とにかく気長にゆっくりと、疲れたら何カ月か止めたり、またやってみたり。ダラダラ続けて、若干の成果が見られるかもしれません。
内容 年齢相当の絵本を理解できない場合は、5歳で2歳用、7歳で3歳用と自分の子供の成長に合わせて、子供が関心を持つことを最優先。若干のコミュニケーションがとれるようになったら、感想を聞いてみたり、だれが・・・・どこで・・・・などの質問を入れるとよいと思います。絵本は途中からタブレットのアプリに変わりました。おススメは【絵本なび】【絵本ひろば】1,000冊以上が無料。
結果 低学年のころは感想を聞いてもずっと「わかんない」でした。高学年頃にやっと3歳用の絵本の内容について、だれが?に対して回答ができる。何をした?の回答もたまにできる。本当にゆっくりですが、回答ができるようになってきます。効果はそれなりにあった!
暗算訓練(そろばん、さいころ、ゲーム)
時期:3歳ごろ~8歳以上
内容:適当な年齢よりマイナス2~5歳のもの
結果:いろいろ試して8歳ごろに若干効果あり
時期 3歳 さいころは転がしてあそぶだけ。7歳 さいころを2つ転がして足してみる。8歳 ゲームのswitchマリオパーティーでスゴロクをやってみる。9歳 そろばんで暗算チャレンジ。初めは遊びから入ると良いと思います。そろばんは、子供にあうあわないがあるので【塾】、【オンラインそろばん】をお試しで始めると良いと思います。
内容 さいころ、ゲームなど遊び中心です。はじめは理解できず、与えてから2、3年待つこともしばしばです。switch、携帯アプリ遊びが混じった簡単な計算アプリがかなりあるので無料のものをダウンロードしてみると良いと思います。興味を示す打率は2割~3割と思って。成長を見計らって、そろばんにチャレンジ。習い事系へのアプローチはかなりゆっくりと、本人がやってみると言ったタイミングで。
結果 ゲームはいろんなものを少しずつやって、若干の成長。そろばんも適性によっては暗算もできるように。そろばんの玉を頭でイメージするのが大変そうですが、息子は1年ぐらいかかりましたが何とかできるようになりました。簡単な暗算ができれば十分です。よって効果はあった!
ボードゲーム・カードゲーム
時期:5歳ごろ~8歳以上
内容:トランプ、オセロ、チャレンジ付属スゴロク、将棋、人生ゲーム
結果:コミュニケーションの練習になる
時期 5歳 トランプ、オセロ、簡単スゴロク。6歳 将棋、人生ゲーム。7歳~ 過去やったものを継続中。
内容 発達ゆっくりさんは理解するまでがとても長いです。漫画で解説するものも使いました。数年掛りでちょっとずつ理解してできるようになります。それぞれのゲームに簡素化したものがあるので、そこから入るといいかもしれません。スゴロクはゴールまで到達しなくても意味はあると思います。
結果 いろんなものを試して、なんらかの成長があると感じます。ワーキングメモリーを意識するというより、普通に遊んでいるだけでした。試したものの半分以上は一瞬で興味を失います。興味の生き残りをじっくり探している感じですね。
さかさ言葉・後出しじゃんけん
時期:5歳ごろ~8歳以上
内容:言葉の理解、発達度合いで簡単なもので
結果:2文字ならなんとかできる。お手軽でやりやすい。
さかさ言葉は、そもそも言葉の意味を理解していないとできません。言語野の発達に遅れがある場合は、すぐに導入は難しいかもしれません。初めは2文字の簡単なものだけでも十分だと思います。後出しじゃんけんも当然じゃんけんを理解してからになります。必ず勝つので負けるのが嫌な息子にはあっていたと思います。ワーキングメモリーを飛躍的に伸ばすことはないかもしれませんが、導入としてはアリ。
外遊び
時期:2歳ごろ~8歳以上
内容:すべり台、おにごっこ、かくれんぼ
結果:体の操作の練習を兼ねている。たぶん無駄にはならない。
外遊びは、脳に様々な刺激を与えるのは間違いないのですが、これも好き嫌いがあるので、不向きな子もいるでしょう。積極的な子と控えめな子、一人で遊びたい子とみんなで遊びたい子、自分の子供にあった遊びでチャレンジしました。発達に難のある子は体の操作が苦手な子が多いので、その訓練にもなります。ジャングルジム系はほぼできなかったけど、かなりの時間をかけてできるようになりました。おにごっこも誰がオニかな・・・と意識するだけでも違いますね。
料理
時期:6歳ごろ~8歳以上
内容:混ぜる、洗う、切る、焼くをちょっとだけ
結果:成果は不明。たぶん無駄にはならない。
料理もいろいろな作業が絡むので、刺激としては良いのですが、料理自体に関心がないのでなかなかチャレンジできない状態でした。しかし成長とともに、混ぜる、こねる、洗うはできるようになりました。ちょっと怖いのは【切る】です。注意力散漫で、手も不器用なので見ていて恐ろしい作業です。切れやすい野菜などをチョイスして少しだけという状況が続いていますが、生活訓練にもつながるので良い作業といえるでしょう。
適切な睡眠
ワーキングメモリーを増やすで検索すると良く目にします。良いのがわかっていても感覚過敏の強い息子はよく寝れない。アイマスク、耳栓系もつける自体が嫌なので、なかなか難しいですね。それなら昼寝はどうか?と聞かれることもありますが、昼寝もしません・・・
ワーキングメモリーは増えたのか
この結果が、ただの成長なのか、試し続けた成果なのかは検証できません。
現状は脳内で、簡単な暗算処理、3歳レベルの物語をなんとなく理解できるようになりました。
低学年~高学年の絵本読み聞かせとそろばんはもしかしたらかなり聞いているのではないかと感じています。
知能検査でもワーキングメモリーは6歳【非常に低い】→8歳【平均】までに到達。
成人前に小学六年生程度を目指す我が家としはかなり順調です。発達障害がなくても効果のあるものがかなりあると思うので一度試してみるのもよいと思います。
しかし、より重要なのは検査の数値ではなく、生活するうえでいかに困りごと減らすかの方が重要ではないかと感じますので、ワーキングメモリーだけにとらわれずに日常生活の訓練も継続的にしていく必要があると感じています。
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