自閉症児は新しいことをイメージするのは苦手!?
そうだ沖縄へ行こう!
彼が3才になる年に沖縄へいきました。
ままの親族とご一緒に。心配ごとは、へーすけが飛行機におとなしく乗っていられるかなぁ~ということです。といってもこの年だと感覚過敏の知識はそれほどなかったので、割と気軽にいっちゃいました。
テイクオフ
初めての飛行機に乗れるだろうかと、一抹の不安はありましたが、親も【楽しい】が勝っていました。
とこれまでを読んでいただいている方にはフリみたいな流れになっていますけど、いざ乗ってみると以外とスムーズに行けちゃいました。

意外にも大丈夫じゃないか・・・
2時間ぐらいでしたが、携帯のゲームやらせたりして時間をつぶしていました。泣き出すと、火が付いたように泣くこともあるので・・・

ニコニコ
現地でも問題なく楽しく過ごせて一安心。
ただ、モノレールに乗ったらままにしがみついてましたね。小猿のように(^ ^)
電車≒モノレールに繋がらなかったのかもしれませんね。新しいことはほとんどが恐怖になります。
チャレンジは大切
今回の旅はとても楽しく過ごして、帰ってこれました。飛行機は不安でしたけど、帰ってきたらとても楽しい思い出になりました。多分本人も!?いつもニコニコしてる・・・けど発語がなかったから実際はわかりませんが(^^;

ニコニコ
障害も相まって、なかなか新しいことにチャレンジはしません。新しいチャレンジをすることは本人も親もかなりエネルギー消費が激しいです。ただ中には、うまくいくことも、やはりあります。

失敗もたくさんあるけど、親もめげずに頑張りましょう!
↑自分に言ってます
彼らにこそ成功体験や『楽しかった』を少しでもあげたいなと思っています。
初回の拒絶は永遠に続く!?
新しいものに対する恐怖は、恐らく永遠に続くかもしれません。面白そうだからやってみたい!と思うのではなく、わからないものだから怖い!となります。この経過は、彼の障害に本格的に学び始めた3歳頃から数年たちますが、5年経過しても変わりません。新しいことに対しては必ず壁を作って近づきます。近づいてくれたらまだ良い方で、全力で逃走することも数多くります。恐らく私たちが想像する数倍も怖いことなのでしょう。
新しいものは、事前に知識を与えてこういったことをするということを、映像、写真、イラストで視覚的に説明すると取り組みが少しスムーズになることもあります。視覚的なアプローチをしても上手くいかないことも沢山あります。難しいのが、障害を持つ側の拒否の程度がわかりにくい場合もあります。絶対にどうしてもイヤというものを強引に進めてしまうと逆効果になることもあります。その見極めは今だに失敗することがありますね。
なぜチャレンジするのか

多くの自閉症児に共通することで、予測を立てることが苦手な子が多いようです。今まで経験したことのないことだと『きっとこうかな?』とイメージしながら普通の子は取り組むことが多いのですが、自閉症児はそれがとても苦手です。過去に経験したこと+過去に経験したこと=おぼろげな予測を何とかしているような感じです。
ですから過去の経験を増やすことは、今後の彼らの生活にとても役立つのではないかと感じております。普通の子と同じ部分は、チャレンジをして経験を得ないと成長する部分も少なくなります。障害を持つ子は、障害の状態を見てバランスを取りながら周囲のサポートの上で前向きに取り組んでいくことが大切だと思います。

障害児育児だけに取り組んでいると身も心も疲弊するので、息抜きは親も必要です
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