VOL.008 聴覚過敏なのに打上花火(自閉症児の親の失敗ストーリー)

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聴覚過敏を理解するまで

自閉症児と打上花火

親なら誰しも自分の子供を連れていきますよね。

『ほら~花火だよ~』

『わぁ~すごいね~』

というやりとりをする感じで。うちも赤ちゃん頃から連れて行きました。

大失敗ストーリーです。ダメダメな親でした・・・

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1年目

はじめは、1歳になる前ぐらいに連れて行ったかと記憶してます。
かなり離れたところから見たので、本人も全くわかってない感じでした。

2年目

次は確か地元の花火を見せに行きました。2歳になったころだったかな。結構近くまでいきましたが、始まってすぐ号泣。

うえ~ん

まだ小さいし怖いよね~

と感覚過敏に理解せぬまま帰りました。

3年目

その次の年も懲りずに、地元の花火を見に行きました。これも結構近くまで行きました。また号泣。この頃は発達障害ではあるということは理解していました。

うえ~ん

え~そんなに怖いの?

しかし、聴覚過敏というものは全く理解していませんでした。勉強不足です。

4年目

4年目は違う花火大会にも行きました。やはり号泣。
この年にも同じ状況になり、やっと聴覚過敏を把握しました。ちょっと遅すぎですね・・・反省です。

うえ~ん

一緒に行ったご家族の子は普通に見れて楽しそう。一方こちらは虐待レベル。車の中で見るという代替策でなんとか過ごすことができました。

ごめんよ、へーすけ・・・

5年目

5年目に地元の花火大会にリベンジ。いいかげんあきらめろよ・・・。今回は聴覚過敏に配慮して少し離れた場所に見ようということになりました。

よし、離れた場所で見てみよう!

地元なので打ち上げ場所も把握してます。子供にも今年は大丈夫ちょっと離れているからね~と説明して。座って待っていると~

『ズド~~ン!』

え~目の前!?なぜ???

うえ~ん

また号泣。ごめんなさいへーすけ(+o+)
この年は打ち上げ場所を変えたみたい・・・知らんかった

すぐに撤収!!

6年目

コロナで中止。と思っていて自宅で過ごしていると、

小さく『ドーン』とかすかに聞こえる。

告知しないで打ち上げている花火が階段の窓から見えました。この位置からならへーすけも笑顔で見ることができました。

た~まや~!

やはり聴覚過敏の子本人にしたら、花火なんて拷問に近いものがあるのかなぁ。でも、親も見たいので、今度からはこの距離をキープ(´∀`

絶対に無理しないように・・・

聴覚過敏と花火

聴覚過敏を調べるとやはり当人はかなりツラいようです。イヤーマフが必要だったり、最近はノイズキャンセリングイヤホンが役に立ったりと過敏の鋭い人は道具を用いて対策をしていることも多いです。ついうっかり忘れてしまうけど、親側の意思より子供側にできるだけ立って想像して行動しないといけないなぁと、これを書いていて思います。どうしても障害者の側に立った対応がおろそかになりがちです。親ならばしっかり対応しなければいけないところですが、全然しっかりはできていませんね。ダメダメでした。

聴覚過敏に関しては、様々なところで音に対しての拒絶反応をしめすことで理解しました。日常生活の中で子供の過敏の程度を把握できます。子供成長に伴い感覚過敏が収まることもあるようです。個人差があり、そうならないケースもあるので注意が必要です。

花火を見る時の対策

私は最初の頃は全くの無理解で、やってはいけないことをかなりしていました。過敏の具合にもよりますが、しっかりとした対応が必要です。

  • 花火の打ち上げ箇所を把握する
  • 打上箇所と相当な距離を確保
  • 車の中やイヤーマフを使う
  • いきなり近くにいかない、遠くから近づく方が良い
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コメント

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