VOL.043 自閉症の子と水族館

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魚への興味と暗がりへの恐怖

3歳の頃


3歳の頃は、よく見ていました。

水槽の壁に手をつけ、中を見つめて目を輝かせていました。水族館は大丈夫そう。動物園と違って匂いがないのが良いのでしょうか。動物の鳴き声もしません。静かな場所で、大きな魚を興味深そうに眺めています。

なんかおよいでる~

5歳の頃


場所によって嫌がるようになりました。

なんか怖い・・・

あれっ!?前も来た場所のはず・・・

恐らく暗がりを怖いと感じるようになったからだと思います。暗く狭いところは、早歩きで通過です。水族館、科学館、博物館系のものは全般的に暗がりを怖がります。その時は無理にいかずに、引き返しています。でもパパママは諦めません。徐々に徐々になんどでもゆっくりと通います。ほんとうに少しずつ若干の興味を持ってくれるようにはなります。

暗闇を極度に怖がる自閉症の子

暗闇に対する恐怖

暗い場所は、自閉症であってもなくても怖がる子は沢山います。ただし、我が子の場合はかなり極端です。一般的には幻想的な雰囲気と暗さや、神秘的な空間といった恐怖に繋がりにくいような雰囲気が作られていても、彼からすれば薄暗い場所に変わりはなく恐怖に直結していきます。

無理に慣れさせるのは逆効果

暗闇に限らず、無理やり何かをさせようというのは、ほとんどが失敗したり、逆に二度とやらないということに繋がっていきます。本当に慣れさせる場合は本当に少しずつ少しずつステップを踏む必要があります。同じように暗闇を怖がる子はいるようで暗闇を怖がることについて論文も出されています。

.1 見通しをつかむことの大切さ

自閉症の人には、強い変化への抵抗があることが多い。これは、見通しの持てない状況に直面した時の強い不安によるもので、ウイングの言う自閉症の三つ組み「対人関係の障害(対人的相互交渉の障)、コミュニケーションの障害、想像力の障害」の中の「想像力の障害」によるものである。変化への抵抗が強く、何かにこだわることで安定を図らざるをえない。想像力を基盤とした柔軟な見通しを持つことができないため、予期せぬ変化が楽しめないのだと考えられる。自閉症に限らず、人は誰でも見通しが持てない状況では不安になる。しかし、我々は今までの経験をもとに自分なりの見通しを持って心の安定を図るため、小さな変化なら楽しむことができ、新たな出来事に期待を持つことができる。しかし、自閉症の人は、それまでの経験から類推して新たな場面を想像しながら見通しを持つことや「場の空気」を読むことが難しいので、時にはパニックを起こすほど不安になる。自閉症者のグニラ・ガーラントが自伝の中で、「プレゼントをもらうのは苦痛だった。それは、中に何が入っているか分からない、また、プレゼントをもらった時にどんなリアクションをすればいいのかが分からなかったからだ。」という意味のことを書いているが、自閉症の人はそれほどまでに、見通しが持てないことへの不安や恐怖を持つことがある。[注3]したがって、見通しを持つための支援が大切だということは間違っていない。スケジュールの提示、予告、行程の説明、見本の提示などはそのための方法である。それによって見通しを持つことができ、意欲的に楽に次の活動に向かえるなら有効な支援である。なお、これも自閉症の子どもだけではなく、誰にとっても有効なユニバーサルデザインである。

引用:発達障害等のある子どもへの「指導」や「支援」 青山 芳文

暗闇を恐怖する息子ですが、怖がり方はやはりちょっと他の子よりも強く怖がります。恐らくは急に暗くなるところは、今いるところから急激に明るさが変わるという変化が強いこと、それと文字通り見通しがつきにくい場所、それらによって強く怖がっているのではないかと考えられます。

雨の日の散歩


雨の日はよく水族館へ行きました。

でも怖いと感じると、水槽は一瞥する程度で、早歩きです。

早歩きの散歩です。

雨の日の散歩道には、お魚さんが沢山います。

水族館は障害者手帳で割引や無料になることがあります。

コメント

  1. […] VOL.043 自閉症の子と水族館 | 釣りに行けないおじさんの日記 より: 2021年6月22日 4:56 PM […]

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