【発達障害と時間管理】空想から帰ってこない息子 VOL.029

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10秒ルールに賛否両論あるようですが

複数の事は同時に進められません

へーすけは、複数の事を同時に考える事は極めて苦手です。

彼が学校へ行くまでにすることは

学校に行く準備
  • 朝ごはんを食べる
  • 歯を磨く
  • 服を着替える
  • トイレに行く
  • ランドセルに連絡帳を入れる

時間が余ったら

余った時間の使い方
  • TVを見る
  • 空想の世界に入って1人で遊ぶ
  • 絵本を読む

としていますが、基本それらの順序立てや並列に進行させることは、うまく行かないことが多いです。1つ1つが独立していて、順番も無茶苦茶

親が見かねて
『急いでね。』
『何分までに行きます。』
『何分までにランドセルに全て入れて準備完了です。』

これらはうまく行きません。

だめだこりゃ・・・

彼らの特性を理解して対策を練る

1つの選択肢として

彼らの独特な行動をある程度管理するためには、絵カードを使ったり視覚支援を有効活用することも考えられます。
時間管理で時計の絵カードを使うことも有効があるかもしれません。実際の時計とリンクし始めると時間を気にするようになります。ただそれができたとしても空想中だと他のことは全て意識の外になります。

その対応手段の1つとして10秒ルールを取り入れている時期がありました。
10秒ルールがベストな選択肢かはわかりません。
しかし親にも、もちろん限界はあります。
朝は忙しいですしね。

空想世界から現実世界に帰らないと始まらない

彼はすぐに空想世界に行って帰ってきません
誰しもある程度『昨日楽しかったな』とか、『今日の予定はちょっと嫌だな・・・』とかイメージする事はあると思います。

彼はちょっとレベルが違います。
本人に聞いてもよくわからないのですが、何年も前の運動会だったり、何年も前に見た楽しかったdvd だったり、の記憶が突如湧いてくるようで、1人で楽しそうにぴょんぴょんと部屋の中を飛びまわります。
とりあえず楽しそうではある。

わ~い!!きゃははは~!!

誰と話してるの・・・

そんな世界から出できてもらう手段として、10秒ルールを使っています。10秒数える途中でその世界から出できます。

10秒ルールのデメリットもあるとは思いますが、生活を回すことも必要だと割り切り部分的に使うようにしています。

学校に遅刻するよ~

最近は、このルールの利用頻度も自然と減ってきています。

親も子も無理なくやれる方法を探しましょう

全く無理なくなんて実際ない。すごい無理をしないことを探す感じ

日常生活の中に育児がある

育児は子供の成長を促し、不器用な子であってもできるだけ生きることが楽しいと知って生活してほしいと心から願っています。ただし、育児のために日常生活が崩壊しては本末転倒です。理想はわかります。もちろんネガティブな部分があるアプローチは避けて、子供の自主性を育むことは大切なことですから。しかしながら、息子は一筋縄では行きません。自閉症の特性は個人差はありますが、日常生活がままならないほど影響を与えることがあります

10秒ルールのメリット

子供を一時的に管理するツールとしては有効です。集中力が常人では考えられないほど持続しません。それこそ5秒後に指示と違う行動や空想の世界に行くことは日常茶飯事です。それを一時的に抑制することは日常生活を営む上では必要な時もあると感じています。

10秒ルールのデメリット

多用した場合、罰が待っているのではないかという強迫性を生じさせてしまったり、子供の自主的な思考を阻害するということは確かにあるのかもしれません。

使う頻度やバランス

理想的には言葉で時間を守ることの有効性を伝えて理解してもらう。時間を守れた時にこんなに良いことがあるということを知ってもらう。ですが現実的には発達障害の特性が強く出ている子供にはそもそも言葉では伝わらないことが多いので、この理想は現実になりにくいものです。親もスーパーマンじゃありませんから全てはできません。日常生活を送ることも大切です。そのバランスを取るために使うことは完全に否定できる部分ではないと感じています。仮にある程度10秒ルールを使用しても、毎日の中で子供が楽しいことが沢山あって笑顔が絶やさずあることが確認できていれば大きな問題にならないのではないかと思います。

プライベートゾーンを無視する息子

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