【視覚優位とDVDの相性】自閉症の息子は映像学習があっていた VOL.023 

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視覚優位

発達障害の方の中に、視覚優位となる方が多いようで、へーすけも視覚優位です。

視覚優位というか、聴覚からの情報整理が苦手です。

結果、視覚からの情報で生活するようにした方の効率が良かっただけかもしれません。

DVDの有効性

映像による、学びは比較的スムーズです。こどもちゃれんじに付属するDVDを見せていましたが、しっかり覚えていました。覚え方として特徴的なのが、意味を理解するというよりは、丸暗記するということです。

ストーリー性の強いものは苦手

ただ、物語の内容は理解していないことが多いです。アニメも、会話の多い内容のものはつまらなさそうでした。独り言を言って空想の世界で1人遊びしはじめてましたから・・・たぶん理解はできていないのだと思います。

帰ってこ~い・・・

結果、親がドラえもんを見てる感じです。

3歳頃見たDVD
  • となりのトトロ
  • トムとジェリー
  • ひつじのショーン
  • こどもちゃれんじ付属DVD
  • 動く図鑑move(星座は見てなかった)
  • ニモ・ドリー

話の内容は簡単なものばかり。内容の理解はしていないみたいでした。

4~5歳頃見たDVD
  • ポケモン
  • ディズニー関連(トイストーリーなど)
  • シンカリオン
  • ミニオンズ
  • ドラえもん
  • こどもちゃれんじ付属DVD
  • youtube(乗り物系、ピタゴラ系)

やっぱりストーリーは理解できていません。というか見てもいないかもしれません。戦いが始まったりすると見始めるという程度です。

歳頃~見たDVD
  • 九九のうた・県庁所在地
  • ねこねこ日本史
  • 戦隊もの(キラメイジャー)
  • youtube(パズルゲーム系)

九九はDVDが先生のようなものです。戦隊系は5歳頃は怯えて見ていませんでした。小学生になってから若干見た程度です。好きってほどでもないかもしれませんね。

新しいものも、少しずつ見始めますが、トムとジェリーなど3歳頃に見てたものは、今でもずっと好きです。

2歳ぐらい遅れて興味を持つイメージですね

DVD以外の好きなおもちゃや苦手なおもちゃ

DVDを見る時の特徴

初めては恐怖を感じる

初めて見るときは、耳を塞ぐ、リモコンで消そうとする、など拒絶します。未知のものに、恐怖を抱きます。気に入ったものは、最後まで一度見た後に『もう一回見る!』と主張します。ただし、最初に見るのは親のサポートが必要です。

初めは少しだけ無理に見せていた

一回目は、無理矢理見せている感じがします。無理に見せなくても…と思うかもしれませんが、相手の拒否をすべて受け入れていては、全てのことに取り組めず全く成長が望めません拒否の強度を指し図りながらになりますが、時には無理矢理も必要かと思っています。本当に嫌だと、2回目を見ないので、そこで判断しています。このやり方が正解か問われると微妙かもしれませんね。その子に応じた対応を親が探す必要があるとは思います。

もちろん泣いていれば見せません

視覚聴覚過敏への配慮は必要です

後部座席モニターがかなりの活躍

車の後部座席モニターは活躍しています。

車を買い替えた時にもわざわざ10万円で後付けしました。
車の中では、初回のものでも逃げられないので、恐る恐る見てます。
嫌な場合は、2回目に交換するのが暗黙のルールになりつつあります。
好きなものは、何回も見てケタケタ笑っています。

彼は直ぐに壁を作るのですが、周りの人間が頑張って壁を崩すと『楽しかった』や、この笑い声が増えていきます。

フリップダウンタイプは取付が大変なので、ジェームスなどのカー用品店に取付を依頼。

視覚的な支援から入る

我が家の視覚支援

  • カード
  • DVDなど映像学習
  • 電子タブレットなどでやりとり

意識的に色々取り入れています。絵カードの反応はイマイチでしたが、映像には関心を示しやすいです。会話による耳からの情報伝達より、視覚によるアプローチの方がスムーズです。

絵カードのリンク先はこちらの下の方へ

  • 初回は拒絶する(DVDに限らず)
  • 好きなものは2回目から見る(3回目の時もある)
  • 後部座席モニターはかなり便利

DVDは便利でした。うちの子のような子に、ものを教えるは本当に大変です。面白いものを自ら発掘することはかなり少ないです。親がまず掘ってやる必要があります。普通の子であれば少し掘ってスコップを渡せば掘り始めますが、この子の場合は親が一度全て掘り出して、そのあとに同じものであれば安心して子供は堀り始める。だから本当に体力と精神力が必要となります。

【甘すぎない?】なんて言う方もいますけどね。

視覚支援の論文抜粋

視覚過敏というとネガティブな要素ととられますが、視覚優位といえばポジティブな要素ととられるでしょう。どちらにしろ彼らは目で見て情報を入れる方が、耳で聞いて取り込むより脳内で画像としてインプットされていくことが多いようで適していることが多いように感じます。

重度自閉症児のワープロを用いて助詞や動詞を含めた文を作成して指導をしたところ、自身でワープロを用いて文を作成のみならず声でも文章を用いることが可能になったとの研究もあるようです。


自分が学校生活で経験したことをワープロで「目的語+助詞+動詞」の文を用いて表現することを指導した。その結果、自分の新しい経験をワープロで表現すること、同時に音声言語表出も文を用いて行うことが可能になった。「音声刺激の理解と音声表出」は苦手であるが、ひらがな、、漢字などの「視覚刺激」に興味がある自閉症児の場合、視覚刺激を用いたコミュニケーション手段から導入し、それを音声系の言語に広げていく指導が有効であった。

引用:山本 淳一・楠本 千枝子 自閉症スペクトラム障害の発達と支援

視覚過敏が影響する日常生活について

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