自閉症育児におすすめの本
発達障害関連の書籍は結構数があります。
自閉症関連に関連した書籍がどれか?を探すのに少し時間がかかります。
ここでは、【自閉症】【育児】に関連したものをご紹介いたします。
発達障害の大枠、自閉症の特徴、育児の対応などが描かれています。
イラストが多かったり、文章主体であったり、著者によって特色がありますので、それも踏まえておすすめの本で口コミもソコソコ良いものをいくつかご紹介いたします。
自閉症メインの3冊
最新図解 自閉症スペクトラムの子どもたちをサポートする本




自閉症の特徴と原因、診断の流れから支援のしかたまでが説明されています。
さまざまな療育が紹介。「行動療法」「ABA」「TEACCH」など、イラスト付きで解説。
家庭、保育園、学校などの事例別で解説されています。
項目 | 内容 |
---|---|
イラスト数 | 多い |
自閉症 | 多い |
ADHD | 少ない |
幼児期 | 多い |
学童期 | 多い |
口コミ | ★4.4 |
こんな本:わが子が自閉症かも、自閉症だった時におすすめ
特 徴 :イラストが多めで、解説もわかりやすい。場面ごとの対策も高評価。
- 著者 榊原洋一(小児科医、お茶の水女子大学 名誉教授)
- 初版 2017年
- ページ数 176ページ

イラストが多く、保育園、小学校での困りごとなど幅広くカバーしているので、妻から高評価。文字だけで解説されるより、理解しやすいみたいです。小学校ぐらいまでのシーン別の対応などが載っていますので参考になります。
発達障害の子どもを伸ばす魔法の言葉かけ




高機能自閉症、アスペルガーなどのASD向けな本という印象です。
ABA(応用行動分析)の基礎から解説があります。
声掛けなどは通常の育児にも使えるので怖がりな子の育児本としておすすめです。
15万部突破。
項目 | 内容 |
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イラスト数 | 多い |
自閉症 | 多い |
ADHD | 少ない |
幼児期 | 多い |
学童期 | 少なめ |
口コミ | ★4.2 |
こんな本:言葉の遅れがあって悩んでいる、高機能自閉症の2歳頃の育児をしている方におすすめ
特 徴 :4コマ漫画などのイラストが多め。具体的な方法がかかれている。
- 著者 shizu
- 初版 2013年
- ページ数 170ページ
実際に自閉症の育児をされている方が著者となっているとても素晴らしい本ですが、これをやったからみんな話せるようになるわけでもありません。自閉症の症状が重めに出ていると、目に見える効果はないこともあります。高機能自閉症の中でも中程度以上の方だと結構効果があった!という方も多いようです。
高機能自閉症・アスペルガー症候群入門―正しい理解と対応のために

高機能自閉症・アスペルガー症候群とは何か。
その基礎知識から、学校・家庭での具体的な対処法までを徹底的に解説。
正しい理解のためのガイドブック。(1994年のDSM-Ⅳ基準)
項目 | 内容 |
---|---|
イラスト数 | 少なめ |
自閉症 | 多い |
ADHD | 少ない |
幼児期 | 多い |
学童期 | 多い |
口コミ | ★3.7 |
こんな本:高機能自閉症・アスペルガーを主に知りたい人向け、過去の概念も学べる
特 徴 :学問的に学べるがイラストはあまりなく、ちょっと古い時代のもの
- 著者 内山 登紀夫(福島学院大学副学長)、 吉田 友子、 水野 薫
- 初版 2002年
- ページ数 225ページ
息子が高機能自閉症って診断されてから買った本です。特化されているので結構細かく書かれています。子供の話がメインで成人後はそれほど書かれていません。イラストはあんまりなく妻からはわかりにくいという評価。私はこれで結構理解できて良い本だと思います。少し古いのですが、子供が大体どんな状況、どのゾーンかなと推定するのに役立ちます。
ADHDも含めてまんべんなく2冊
イラスト図解 発達障害の子どもの心と行動がわかる本

自閉症、ADHD、LDなども説明があり発達障害を大枠で学べます。
保育園、小学校、家庭での対応、療育についても書かれている。
イラストが多くわかりやすい構成となっています。
項目 | 内容 |
---|---|
イラスト数 | 多い |
自閉症 | 普通 |
ADHD | 普通 |
幼児期 | 普通 |
学童期 | 普通 |
口コミ | ★4.2 |
こんな本:発達障害全般を知りたい方におすすめ。小学校まで事例がある
特 徴 :イラストが多い、場面別の対策もある。ADHDなども学べる
- 著者 田中康雄(精神科医、北海道大学名誉教授)
- 初版 2014年
- ページ数 224ページ
やや古い情報もありますが、発達障害をまんべんなく理解することができます。イラストが多くてとっつきやすい内容になっています。カラー印刷で見やすい。
赤ちゃん~学童期 発達障害の子どもの心がわかる本

自閉症とADHDが両方の説明があります。
年齢別で0歳から学童期が中心で、成人になってからも少し記述があります。
ママたちの体験記あり。主婦の友 実用No.1シリーズ。
項目 | 内容 |
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イラスト数 | 普通 |
自閉症 | 普通 |
ADHD | 普通 |
幼児期 | 普通 |
学童期 | 普通 |
口コミ | ★4.3 |
こんな本:赤ちゃんから成人までの子育て、自閉症とADHDについて学びたい方
特 徴 :寄り添う、やさしい内容、体験者の声が収録、困りごとの対処法あり
- 著者 笠原 麻里(精神科医)
- 初版 2016年
- ページ数 192ページ

声掛けのアドバイス、子供の特性に寄り添うなどやさしくわかりやすい編集がされています。
小学校に特化
学校の中の発達障害 「多数派」「標準」「友達」に合わせられない子どもたち

小学校でのトラブル事例と対策がかかれています。
二次障害を防ぐ観点からの記載が多い著書です。
トラブル事例はADHD特性に若干偏りがある気がします。
項目 | 内容 |
---|---|
イラスト数 | 少なめ |
自閉症 | 少なめ |
ADHD | 多め |
幼児期 | なし |
学童期 | とても多い |
口コミ | ★4.5 |
こんな本:小学校でのトラブルが多い子の保護者におすすめ。
特 徴 :二次障害を防ぐことに重きを置いた本。
- 著者 本田 秀夫(精神科医、信州大学教授)
- 初版 2022年
- ページ数 224ページ

多少イラストがありますが、文字主体な印象です。普通級と特別支援学級別に書かれていて内容は分かりやすいと思います。こういった対応がとれれば理想的ですが、現実はなかなかうまくいかないことの方が多いかもしれません。
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