【自閉症の子供とペット（昆虫）】２Dと３Dは別物だった　VOL.037

興味の対象はかなり限定的

DVDのカブトムシと実物のカブトムシは違う反応を示す

へーすけあるあるですが、好きなのか嫌いなのかよくわかりません。

DVDのカブトムシは好き

move昆虫のDVDでカブトムシが戦うシーンに大興奮します。

DVDのナレーションのセリフと同じように話して夢中になっています。

実物のカブトムシへの反応は薄い

これを見れば、あぁこの子はカブトムシやクワガタが好きなのかなぁ？ならば実物を見せようと世界のカブトムシ・クワガタ店を近くでやっていたので、へーすけと行きました。

中に入ると、特別テンションが上がるわけではありません。

と、一瞥してほぼ素通り。カブトムシに触れるブースも入らない。まさかの興味なし。不思議な子だ。

2次元と3次元は別のものという認識（追記）

後で分かってきたのですが、どうやら彼はDVDと実際のカブトムシは別ものとして認識しているフシがあります。似たようなことで、DVDでサメを見ると興奮しますが、水族館ではスルーしていきます。他の方からの意見を聞くと、２Dと３Dを別々のものとして捉えていることが多いようです。そして共通の症状を持つ自閉症の子供は案外多いようです。本当に不思議ですね。

興味の幅は広がることも多い

アプローチを変えると反応を示す

へーすけには一人だけ彼が気を許している年上の友達がいます。彼は生き物が大好きで、彼の影響を受けることもあります。

ある日彼と虫取りに行って、カブトムシを捕まえてきました。

自宅で２匹を戦わせてみました。果たして興味持つかなあ？と気になっていましたが、カブトムシ同士を向かいあわせてケンカさせはじめました。本人も興奮！

やっと私のイメージしてる形になりました。２D、３Dがほとんどリンクしないけど全く繋がらないわけでもないのかもしれません。アプローチを変えて見たりすると思わぬ反応を示すことがあります。

限定的な興味も自閉症の特性の１つ

自閉症の特性として、ある特定の部分に興味を示す傾向があるようです。そしてそれ以外が目に入らないこともしばしばあります。今回のDVDのカブトムシと実物のカブトムシがリンクしにくいのも息子の特性の１つだと感じます。彼が興味を持ったのはカブトムシ全てではなく、DVDの中で激しく戦うナレーションと音楽付きのカブトムシであって展示されている大人しいカブトムシではないのでしょう。

好きなものに偏りがあります

ペットに関連した話です