放課後に預ける施設が必要

小学校の授業の後に子供を預ける施設が必要です。
共働き家庭、一人親でも必要な施設ですが、そうではない家庭も積極的利用を検しましょう。
発達系の子供と一日中一緒にいるの精神力が必要です。
今回はその施設の紹介をいたします。
学童保育などの種類は?
月額が低め
放課後児童クラブ | 放課後子供教室 | |
---|---|---|
要 件 | 保護者が昼間に働いている児童 | 全児童 |
場 所 | 小学校の余裕教室、 児童館など | 小学校の余裕教室など |
形 態 | 公設公営・公設民営 | 公設民営が多い |
月 額 | 5,000円~10,000円程度 | 無料又は3,000円以下 |
体 制 | 放課後児童支援員 原則2人以上 | ボランティア |
日 数 | 原則250日以上 | 放課後児童クラブより 短いことが多い |
送 迎 | 原則なし | 原則なし |
その他 | 原則障害者も利用可能 子供教室より 少人数の場合が多い | 原則障害者も利用可能 |
管 轄 | 厚生労働省 | 文部科学省 |
放課後等デイサービス | |
---|---|
要 件 | 原則18歳までの 障害のある児童 |
場 所 | 事務所ビルなど |
形 態 | 民間民営 |
月 額 | 最大4,600円 (世帯所得860万円未満) |
体 制 | 事業所による |
日 数 | 最大23日 (障害に応じて市町村が支給) |
送 迎 | 送迎付きの場合がある |
その他 | 市町村発行の受給者証必要 |
管 轄 | 民間企業、NPO法人など |
月額が高め
民間学童 | |
---|---|
要件 | 特になし |
場所 | 事務所ビルなど |
形態 | 民間民営 |
月額 | 50,000円を超える場合もある |
体制 | 事業所による |
日数 | 公設系のものより長いことが多い |
送迎 | 送迎付きの場合がある |
その他 | 障害により断れることがある |
管轄 | 民間企業、NPO法人など |
小学校で既に悩むところですが、小学校の後のいる場所の確保です。
こちらもとても重要です。

発達障害の子の親は、決めるものが多いので進学直前に探すとパンクします~
施設の名称について
地域によって名称は様々です。
放課後児童クラブ
公文書で用いられるのが【放課後児童クラブ】 その他に【学童クラブ】【学童保育所】
地域により様々です。
- 青森市 放課後児童会
- 新潟市 ひまわりクラブ
- 千葉市 こどもルーム
- 福岡市 留守家庭子ども会
放課後子供教室
全国の行政庁の平均で51%(H25時点)しかありません。子供教室の無い市町村もあります。
- 青森市 放課後子ども教室
- 新潟市 子どもふれあいスクール
- 横浜市 放課後キッズクラブ
- 名古屋市 トワイライトスクール
- 京都市 放課後まなび教室
- 阪南市 わくわく教室
- 福岡市 わいわい広場
自閉症の子供が通えるかどうか
民間学童

微妙な能力の息子のため、かなり悩みました。
【民間学童】も案内書を見て数カ所見学をしました。
送迎付きや学習系の充実など事業所ごとに特色があります。
そのうちの1か所に通わせてみたい施設を発見。
しかし施設側から障害のある子供はお断りさせていただくと連絡があり断念しました。
民間企業のため利益とリスクを考慮すると難しいのかもしれません。
見学した中には障害があっても構わないという事業所もありますので、直接事業所への問い合わせは必要です。
民間学童 メリット
- 利用時間が長い
21:00まで利用可能な施設もある - 有料で送迎などのサービスが付くこともある
- 施設よっては子供一人あたりのスタッフ数が多い
- プログラミングや英語など学習面が充実している施設もある
- 宿題を見てくれる
- 習い事などの中抜け可能
民間学童 デメリット
- 利用料金が高い
(週5で5万円を超えることもかなりある) - 障害があるとそもそも断られるケースもある
- 人気の施設は直ぐに埋まる
- 他の子とトラブルになる
放課後児童クラブ 放課後子供教室

息子の通う地域では【放課後児童クラブ】が【放課後子供教室】より少人数で手厚かった。
【放課後児童クラブ】を選択しました。
受け入れ側も障害のことを理解していてなんとなく安心そうだなと感じたというのが決め手です。
【放課後等デイサービス】と併用で利用しています。
理想はデイサービスを週5で利用したいのですが、支給日数が不足したため併用という形をとっています。
児童クラブ・子供教室 メリット
- 利用料金が比較的安い
(週5で5,000円~10,000円、子供教室は無料の場合もある) - お外遊び(学校の運動場を利用)ができることもある
(施設によるので確認必要) - 学校の友達が多い
- 学校のスケジュールに対応している
- 放課後等デイサービスとの併用は可能なことが多い
児童クラブ・子供教室 デメリット
- 宿題は子供まかせの施設も多い
(地域差が大きい) - 利用時間が短い
(18:00頃までが多い) - シッターを併用する人は結局高額になる
- 子供の数に対して大人が少ない
(児童クラブ・子供教室で管理体制が異なることが多い) - レクリエーションは少ないことが多い
(地域差が大きい) - 習い事に中抜けはできないことが多い
- 民間学童と併用禁止としていることがある

地域によっては料理教室、囲碁教室もある。

決まった学習時間確保があるとこも。
地域差があるようです
放課後等デイサービス

【放課後等デイサービス】も数カ所、見学しました。
事業所ごとにかなり特色があります。
重度の子を主に見る施設、軽度の子だけを見る施設など施設ごとに特色があります。
さらに軽度でも屋内で学習補助を主として取り組む施設があったり、割とアクティブに屋外での活動が多い事業所があったり様々です。
【放課後等デイサービス】は障害者の利用を前提としています。障害特性への配慮あるため、その他の施設よりは療育的なアプローチが期待できます。
送迎付きの事業所もあるので働く保護者にとっては強い味方です。
半面、支援センターの職員より療育的な知識が劣ることも多く、支援センターを経験した保護者からすると少し物足りないと感じる事もあるようです。
そういった不安もあり、私たちは、支援センターで知り合った先輩保護者の方から口コミを直接聞いて、ある一定の評価をしている事業所を選択しました。
放課後等デイサービス メリット
- 料金が安い(所得による)
月額0円、4、600円、37,200円のどれか - 宿題を見てくれることも多い
- 計算・漢字・習字などの学習面をある程度サポートすることが多い
- 障害があることが前提のため、障害に対しての理解がある
- 同じような障害の子と交流が取れたり、子供の自信につながることもある
- 自宅以外の安心する居場所となる可能がある
- 送迎サービスが付いていることが多い
放課後等デイサービス デメリット
- 施設ごとのサービスにばらつきが多い
- 子供と施設の相性には注意が必要
(相性が悪いと感じたら、その他の施設を探す) - 障害が無いと利用はできない
(障害者手帳が無くても利用できる場合がある) - 市町村からの支給日数以上の利用は出来ないか高額
デイサービスの選び方
マイナーな分野です。口コミサイトに情報がないことも。我が家の選び方は以下の点を確認しました。
- 支援センターで療育熱心そうな先輩ママの口コミの良いところ
- 送迎の手数料を利用者に追加でとらないところ
- 施設の古さより職員の雰囲気
- 施設のホームページ、SNSで情報発信がされているか
- 口コミサイト
デイサービスの利用者負担は1割負担です。
(利用者実費分は世帯所得に応じて決定します)
世帯所得 | 最大月額 |
---|---|
非課税世帯 生活保護等 | 0円 |
890万円未満 | 4600円 |
890万円以上 | 37200円 |
9割が補助金による運営となっていて、その9割の中で送迎加算として送迎の補助を受けています。
それとは別に遠方などを理由に利用者に別途送迎費用を請求することは違法ではありません。
しかし自治体によっては、送迎加算として施設に補助金の支給をしています。
2重請求となるため別途送迎費用を利用者から請求することを禁止している自治体もあります。
施設側の考え方を見極める1つの方法として参考になるかと思います。
※遠方利用者を制限するために遠方の方のみ送迎費を請求するのはあり得るとは思います(個人的な感想ですが)
※季節的なイベントで個別にプレゼントをあげる(クリスマスなど)などでイベント時のみ数百円程度利用者に負担を求められる程度のことは特に気にしなくてもよいと思います。毎月の負担を求めてくる場合は注意が必要です。

外観は不安・・・でも素敵な施設もあれば、その逆もあるし、本当に難しい・・・

通わせてダメだったらすぐに他の施設に変える必要があるね
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