遺伝の可能性
遺伝する可能性は100%ではない
親の遺伝子が必ずしも子供に遺伝して発達障害にとなるわけではない。という一方で、一卵性の双子が発達障害となる可能性は理論上100%だそうです。また二卵性双生児の場合は、5~10%という研究結果もあれば、一卵性の双子は70%台、二卵性双生児は30%台、通常の兄弟であれば20%以下としている研究結果もあったり、親が発達障害要因の遺伝子を持つ場合の通常の兄弟で理論上は25%程度としている研究結果など様々です。
どの研究においても、
- 遺伝子が関わっている
- ワクチンが原因でない
- 環境的な要因の可能性もある
出産後の環境要因については、発達障害の状態改善悪化に影響はあるように思いますが、ある程度は出産時点で定まっているようにも思えます。
しかし、研究では関わっている遺伝子やその遺伝確率で正確なものはあまり見られません。
しかし療育施設などに通うと、実態感的に10%を超える割合で通常の兄弟が発達障害というケースがあると感じました。10%程度と考えると、自閉症の通常の割合よりは高く生まれるケースがあるのではないかと感じていました。
2人目発達障害である可能性はある
実際に我が家は発達障害かもしれない、いやそうだろうという状況の中で二人目を検討していました。当初は知識も乏しく不妊治療まで行って本格的に妊活をしていました。しかし長男のことを調べれば調べるほど、相当な覚悟が必要でした。わたしたちはそこまでの覚悟を特にしないまま不妊治療をしていましたが、迷いが生まれ始めます。果たして次の子はどうだろう・・・
【つくる】も【つくらない】も不正解ではない
家族の形は家族の数だけあります。
その家族の一番の幸せはきっとその家族だけが知っているので、悩んだ末に決断した答えは全て正解だと思います。
我が家の場合は、もし二人目も障害があった場合、身体的、精神的な負担に耐え切れないかもしれないという答えに至りました。結果、妊活は終了し、一人っ子政策をとっています。もしかしたら、定型時が生まれているかもしれませんが、私たちが悩んでたどり着いた答えは2人目はつくらないというものです。
やはり兄弟がいたらよかったかなぁ、と思う瞬間はあります。
逆に一人っ子だからよかったこともあります。
一人っ子のメリット
- 体力的に余裕が生まれる
- 時間があり丁寧なケアができる
- 金銭的な負担が少ない
一人っ子のデメリット
- コミュニケーションの練習相手が欲しい
- 丁度良い競争相手がいない
- 親が遊び相手を担うので体力がいる
兄弟がいれば、兄弟がいた時のメリットデメリットがあります。それぞれの状況でしっかり育てられればどちらでも良いことかと思います。
障がい児の育児はかなり親のすることが多いです。通常手の離れ始める年齢になっても相当の手をかけなければいけません。もし二人目が同じぐらいの障害を抱えて生まれた場合、同じルーティンを夫婦でこなせないだろうという結論に達しましたが、その決断に後悔はありません。
漫画で参考になるものも
ムーちゃんと手をつないで
5巻に遺伝子に関連した話が掲載されています。医師に取材されたりなかなか内容の濃い情報だと感じます。
1巻
障害児の親は忙しさはこちら
コメント
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