VOL.014 自閉症の子供で失敗を極度に嫌う子もいる

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へーすけは勝負しません

負けず嫌い→新しい挑戦が怖い

負けず嫌い、と聞けば成長因子にも思えます。

しかし彼の場合は、

負けるはイヤ→勝負しない

となります。

これは、この子を育ててみないとわからないかもしれませんが、周りが色々な試しても基本的な姿勢は変わりません。

だから、ジャンケンのルールを理解しても、
後出しをして勝つ。
若しくはジャンケンをしない。

後出しはだめだよ・・・

いや~~

注意されると大抵は泣きます。
自分が負けたり否定的な言葉をかけられても泣きます。

手っ取り早い解決策はありません。

何度もジャンケンに誘い、初めのうちは後出しを許容しつつ、その後更に親が後出しで勝ってみたり→泣きますけど。少しずつ変化を付けて彼のペースに、ある程度寄り添うように取り組みます。

ジャンケンってこんなに大変だったかな・・・

勝負をしない

負けたくないから、勝負しない。

これは、成長速度に大きく影響します。

変わっていく部分ならいいんでしょうけど、これがなかなか変わらない。
【性格】というか、もともと持って生まれた【性質】と捉える部分だと少しずつ感じるようになりました。

それを直すより、少しだけずらす、ぐらいのイメージで接するとちょうどいいかもしれません。余りにも力が入り過ぎてしまうと、親も子もクタクタになってしまいますからね。

自閉症の子供に多くみられる症状の用です。恐らくは予測したり、見通しを立てることがとても苦手でどんな失敗をするかわからない。それが恐怖に繋がり勝負しないということに繋がるようです。

苦手と得意

苦手なもの

苦手なものでも必要なものはあります。

コミュニケーションは社会に出て生きるうえで必ず必要です。

彼はそれがとても苦手です。

それは、その【性質】に関わる部分なのかもしれないけど、どうしても必要な部分です。

ここを疎かににしてしまうと、人と関わる時に大きなトラブルとなる可能性が高いと思います。

人の心がほとんどわからない。
暴力的な言動に繋がる恐れもある、と考えて育てていました。

この苦手部分に取り組むのは、本当に時間がかかります。疲れます。その時は支援センターなどの親ではない、言うなれば赤の他人の力を借りるのも良いのではないでしょうか。

力が入れば入るほど視野も狭くなりがちです。

得意なもの

これも、その【性質】のようなものに起因するものかもしれません。

視覚優位で、昔からパズルなどは比較的得意です。

地図パズルは、2才ぐらいでできていましたし、パズルゲームは親より強くなりました。初めのうちはワザと負けてあげてたんですけどね(^^;)

映像や画像として記憶することは得意なようです。
祖母の家まで約50キロの道のりも、3才で言葉を発する時には既に記憶してましたね。途中でそれてお土産買って行こうとすると、泣くか、『ちがう!』と後部座席で言ってました。

この得意な部分を生かしながら生活や勉強に取り組むと効率的だと思います。

いや~しかし変わった子だ・・・

やっと分かったか!

すもーるすてっぷって単語もあるんですね。これ超大変。

スモールステップとは

スモールステップ
  • 目標を小さく細かく設定する
  • それを1つずつ達成していく
  • 目標設定は本人ではなく親や周囲が作って一緒に乗り越える

スモールステップは,難しい内容を学習させる場合には,いきなり難しい内容に入らず,学習内容を小さな単位に分割し,優しい内容から出発して,少しずつ小刻みに難しくしていくとする考え方で、ある(Skinner,1968)。特に臨床現場では認知行動療法の行動活性化のーっとして使用される(Addis& Martell, 2004)。セラピストは無気力状態,も しくは抑 うつ状態に陥っているクライエン トに対し,不安に感じる行動を,クライエントが進んで不安に直面することができる程度の課題へと変化させ,課題が達成できたら新たな課題へ移るとしづ治療方略を用いることがある。例えば,無気力で部屋が片付かないクライエントに対してセラピストは,まず机の上の書類をゴミ袋へ入れるということを課題にする。その課題が終わるとゴミ袋をゴミ置き場へ持っていくというように,目標行動をいくつかの段階へ細分化し,クライエン トができそうなものを選択させ,取り組みを促す。スモールステップ方略を使用することで,混乱状態にある者が適切に次にやるべき行動を選択することができる。問題解決を扱った先行研究においても,問題を解決する上で実験者が適切な下位目標を提示する,あるいは参加者自身が適切な下位目標を生成することで,参加者は解決プランを適切 ・迅速に変容することができ,問題解決に至る時聞が早まるということが示唆されている(Simon& Reed, 1976)。瀧川佳苗 ・鈴木俊太郎 :スモールステ ップ方略が目標達成に及ぼす影響 25以上のことから,問題解決には最終目標に至るまでに下位目標を設定する,すなわちスモールステッフ。方略を用いることが重要であると考えられる。

引用:瀧川佳苗 スモールステップ方略が目標達成に及ぼす影響 2016

コメント

  1. […] 挑戦をしない自閉症の子供に関する記事はこちら へーすけ小学生(低学年)へーすけ小学生前親 シェアする Twitter Facebook はてブ Pocket LINE コピー へーすけパパをフォローする へーすけパパ 釣りに行けないおじさんの日記 […]

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