【発達障害にいつ気づく?】ゆっくりとした成長のASDの息子(小学校低学年) VOL.075

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1.小学校低学年の息子の成長

時間の確保は優先課題

子どもを見る時間を確保する。

これを目的に職場を変えてはや4年。

職場を変えることは正直面倒くさい部分もありました。しかし子供を見る時間が出来たことは何よりも代えがたいものでした。忙しい会社に勤務しているとどうしても子供を見る時間がないので、まさか我が子に限って・・・なかなか現実に目が向けられません。逃げもあったかもしれません。

時間があれば子供をしっかり見れる

会社まで変える必要はないかもしれませんが、子供と向き合う時間は必須だと思います。時間をかけてみると見えてきます。見たくなくても。大切なのはそこからできるだけ早いタイミングで自分を変えられるかだと思います。私は割と早く対応できたかなと思う一方で、もう少し早く出来たのではないかな・・・というほんの少しの後悔はあります。子供が成長するほどに思うことかもしれません。しかし時間は巻き戻せません。今を、これからを頑張るのみですね。

2.成長の度合いの測り方と発達障害への気づき

普通の子よりやることが沢山ある

本人以外が発達障害に対しての育児に非協力的だったり否定的だったり、結構な苦労をしている当事者が数多くいるようです。療育センター、SNSなどで知りました。悲観的な未来から逃げたいだけだったり、子供と自分を同一視して同じ基準で接したり、中には全く受け入られずに暴力をふるう方もいるようです。私の家族は幸い、お互いのジジ、ババに至るまで息子への理解もとてもあり、子育て環境としてはとても恵まれているかもしれません。

私の場合は、まず少なからず自分が変わる必要がありました。学ばなければいけないことがかなり多いので結構な勢いで変えないといけません。そしてやることも、ものすごく多いです。やった結果治るものでもありませんが、やらないといけないことでもあると思います。

自分が踏んだステップは、

  1. 発達障害とは何か勉強する
  2. 息子は何の障害に該当するか
  3. 対処の仕方を知り実践
  4. 周囲との成長の度合いを比較してみる
  5. 妥当な子供進路を予測して備える

恐らく非協力的な方は、1の段階で拒絶してしまうか、1すらもしないか。案外多いみたいです。

自分もASDやらADHDやら新しい言葉が出てくるのと、根本的には治らないという事実がわかるので逃げたい気持ちが全く分からないわけではありません。まぁ逃げたところで1つもいいことがないこともあるので後はただ戦うのみでした。

発達障害の気づきポイントとなる周囲との成長の度合いを知る場面はかなりあります。
紹介するのは自閉症の息子の事例の切り抜きです。

コミュニケーション、行動、生活

保育園、学校、公園などいろいろあります。公園は結構わかりやすいと思います。他の子と交わらず1人遊びしていたり、同じ年齢の子どもと同じ遊びが出来なかったり、1人だけどんどん違う場所へ入って行ったり、目を離したすきに駐車場まで飛び出したり、自分の子供をしっかり観察するとわかります。

就学前

周囲の幼稚園児・保育園児と比較しても良いと思います。我が子(自閉症)の場合は就学前の頃はほとんどすべり台も怖くてできない、ターザンロープ、ゴーカート、私が遊び始めた年代ではやらず、ある意味わかりやすかったと思います。周りの子供たちは当然普通に滑って遊んでいます。年少さんの時は周囲の子と遊べても年長さんになるにつれて一人で遊ぶようになりました。

小学校低学年

お友達と遊ぶのは中々難しいのですが、しかし、ゆっくり成長はしています。成長と共に小学校低学年の間にやっと滑り台を1人で滑ったり、複合遊具で遊べるようになりました。この程度のことでも夫婦でいちいち感動しています。

すべり台すべった・・・めちゃゆっくりだけど

複合遊具の上まで登ってる・・・へーすけの後ろで渋滞してるけど

こんなことが幸せに感じられる毎日です。

これとは別にジャンプぴょんぴょんしたり、手をひらひらと眺めたり、バイバイの手の表裏が逆だったり自閉症の特徴的な行動にも気づきポイントはあります。

運動面

発達障害の子で割合が高いのが球技を苦手とする子が多いようです。漏れなく我が子も苦手で、サッカー、テニス、バドミントン、卓球、キャッチボールはどれもかなり苦手です。

就学前

就学前の段階ではビニールの大きめなボールで優しくキャッチボール。サッカーというか・・・玉けり?自分たちの子供時代とはかけ離れていました。

小学校低学年

しかし、小学生低学年頃にプラスチックのバットでボールを打つ。バドミントンを打ち返す。など本当に少しずづ出来ることが増えてきました。もちろん同学年の子と同じようにはいきませんが、大きな価値があります。

へーすけがボール打った・・・5回に1回くらいだけど

へーすけがバドミントン打った・・・ほとんど返ってはこないけど

一石二鳥は当然ならず、一石0.1鳥の進歩ですが、そのスピードに合わせることが大切みたいです。また親ももちろんコツコツと長い時間をかけてチャレンジをしていますが、親以外のデイサービスだったり支援センターだったり、支援学級の先生だったりが協力してやっと前に進みます。周りの人たちに感謝です。

学習面

息子の場合は学習の前に、それに必要な発語が遅かったというが大きかったです。年少さんでもほぼ発語が無かったため、さすがに気づきます。多くの場合は11~13か月で『まま、ぱぱ、ぶーぶー、まんま』などを発するようですが、息子は泣く、ニコニコする程度でした。

当時、心配しないでという優しさで周囲は

もう少ししたら話しますよ~

これぐらいは大丈夫じゃないの~

『これぐらい問題ないよ』『もう少ししたら話すし、よくあることだ』と温かい言葉を掛けてもらえます。しかしその優しさに浸からないようにしてください。私も少し浸かって対応が若干遅れた気もします。万が一に備えていつでも身も心も、すぐに対応できるようにしておく必要があります。今ならそう言えます。当時は・・・どうかな・・・

実際の学習面は千差万別で、かなり個人差が激しいようです。ASDやADHDの共通事項としては見たものをストーリーとして覚えるのではなく写真や画像として記憶している子が多いようです。

就学前

年長さんで簡単な足し算、引き算、漢字は出来たので、結構このまま普通にいけるのではないかとも思っていました。しかしコミュニケーションはほとんど取れないし、意思疎通がうまくいかない。これでは一般学級に到底無理なのに、計算できるからいけるのでは!?と親の希望が勝ちます。どうしても。

小学校低学年

息子の場合は、計算、漢字は親が相当ゆっくりと長い時間をかけて教えているので何とかできます。ただし文章問題はかなり苦手だったり、物語も内容はあまり理解が出来ません。やはり得意不得意で凸凹が大きいです。周囲がそれを理解して適切な学習方法をとっても上手くいかないことも必ずあります。高学年になるにつれて恐らく周囲のペースに合わせられないと想定できます

勉強させ過ぎもいけないので、結局は子供の状態に合わせることに・・・

集中力は人より無いので小分けにしてちょこっとだけ勉強してます

自分と同じように進学は出来ないことを理解して、自分の子供にあっているものを親が認めるのに少し時間がかかりました。漢字や計算ができると全然大丈夫じゃない!?と思ってしまいますね。

自閉症の子の勉強の記事

特別支援学級のメリットデメリット

気づいた頃の話

色々書いていますが、自分も最初ははっきりと子供のことを理解していませんでした。

自閉症に気づいた頃の話

これからもまだまだ続くちょっと人とは違う子育てだからこそ、楽しいと思えるところを少しでも探すと気が楽になる・・・ような気がします。

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