小学校の特別支援学級について
息子は公立小学校の特別支援学級に通っています。良かったこと問題点などをここで詳しく紹介いたします。
息子:ASD、軽度知的相当、コミュニケーションは苦手
トラブルだらけ・・・
特別支援学級 と 一般級(普通学級) のちがいは?
特別支援学級
- 最大人数:8人
- 授業:個別の支援計画で進む(担任の先生によってかなり幅がある)
- 交流級:一般学級で授業をうけることも可能
一般学級(普通級・通常級)
- 標準人数:40人(小1のみ35人)
- 授業進度:学年のカリキュラムによる
- 通級:通級指導教室を利用できる
特別支援学級には、肢体に不自由な子、知的や情緒に障害や不安のある子が通うことができます。教室ごとに、知的、情緒、肢体でクラスが分かれている場合もあります。
交流級として科目単位で一般学級で授業を受けることも可能です。少人数制のため、担任の先生が子供を見る時間が増えます。保護者との意見交換の時間についても同じことが言えます。
先生の能力に依存するところが凄く大きいけど・・・
特別支援学級のメリット
- 小人数制で気を配られる回数が増える
- 一般級より内容の濃い授業をうけることも可能(担任の先生による)
- 先生と意見交流しやすく子供特徴を伝えやすく個別の配慮がされやすい
良い先生だと子供が凄く伸びる
初めは発達障害の知識がなくても半年以内に凄く勉強される先生も見えます
イベント時(運動会、遠足など)に配慮がされます。
成長してくると、支援が必要な部分が見えてきます。
支援級はその選択肢をいくつか確保できるので安心です。
特別支援学級のデメリット
- 先生が発達障害に対してほとんど無理解の場合もある
- 騒ぐ子が数人いると騒音で授業にならないこともある
- 友達の絶対数は少ない
息子以上に会話もままならない先生も見えます・・・
勉強も放置されてる・・・
小学校に通い始めるとトラブルが多発します。1つ問題をクリアしてもすぐに次の問題が降りかかってきますので、その時の相談先などをご紹介します。
特別支援学級から一般級(普通級)へ変更は可能か?
基本的には変更が可能です。ただし、年度途中の変更は学校側が対応できず難しいことが多いようです。必ず、学校側と事前に打合せをしましょう。
学級変更の注意点
気を付けるのは、低学年に一般級(普通学級)を選択、高学年で特別支援学級へ変更するパターンです。
知人の子で4年生の時に発達障害に気付いて特別支援学級への変更を子供に勧めた方がいましたが、子供から拒絶されて一般学級に通い続けている子がいます。子供が大きくなると特別支援学級に対しての劣等感などによりクラス変更を拒絶されることがあります。
特別支援学級での学習の速さ
地域によりますが、知的クラスと情緒クラスがわかれている場合があるようです。軽度知的の場合はある程度は計算などできることもあります。支援学級でも学習は通常級と同じ進捗を求めることは可能です。ただし担任の先生次第です。
特別支援学級の学習の問題点
- 担任の先生が発達障害に対して理解の無いまま進めることがある
- 無理に進めた結果、勉強が嫌いになることもある
- 通常級と同じ学習速度が維持できないことも(担任の先生による)
ほとんど障害の知識がない先生もいます
10回伝えると1回してくれる・・・あれ!?息子と同じ匂い
様々な先生がいて、しっかりと療育的アプローチと学習面をサポートする方もいれば、学習をほとんど放置していたり、特性への知識がほとんどなく配慮を全くしていなかったりするケースもあります。
特性に配慮しつつ学習をすすめることは、教える側の障害への知識が必要となりますが、支援学級の先生でも発達障害の特性を良く知らないということがあります。
特別支援学級の学習の対策
- 【特別支援学級のデメリット対策】を一通り学校側に働きかける
- 交流級を利用してみる
- 事前に先取り学習をして知識を子供に貯金しておく
自宅で1年分先取りで勉強していたおかげで、何とか学習速度を維持しています。
じゃあ先生は一体何をしているのかな・・・ひどいよ~
学習方法・教材など
子供のために子供に適切なペースで学習に取り組めていれば問題ありませんが、子供が疲弊して元気がなくなるほど親子で取り組みすぎると精神面に負荷がかかりすぎて逆効果となることもあるので注意が必要です。
障害のない子どもと全く同じ道を歩ませようとしている方もいると思います。その気持ちは親としてよくわかります。しかし、行き過ぎてしまうと学校側から【教育虐待】を疑われることもあるかもしれません。ネーミングが過激なのでいかがなものかとも思いますが、ちょっと頑張りすぎている時は少しブレーキを踏んでみたりアプローチの仕方を変えてみたりすると良いと思います。
子供の精神面を最優先することが必要です。
先生によって精神面への負荷が高くなると、どうしても学習スピードは落ちるので腹が立つことはありますが、時には諦める部分も出てきます。
最近は軽度知的より更に深く潜っている気がする息子っす
3~5歳での療育、読み書き、簡単な計算、DVDも使っていろいろな学習これらが小学校高学年頃に花開くのを実感する今日この頃です。でもコミュニケーションが若干とれる程度ですけど、やっていなかったらきっともっと大変だったとは思います。
補助金を忘れないように
つまづきと退行
コメント