【特別支援学級のメリットデメリット】対策・相談先 VOL.060

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小学校の特別支援学級について

息子は公立小学校の特別支援学級に通っています。良かったこと問題点などをここで詳しく紹介いたします。

息子:ASD、軽度知的相当、コミュニケーションは苦手

トラブルだらけ・・・

特別支援学級 と 一般級(普通学級) のちがいは?

特別支援学級

  • 最大人数:8人
  • 授業:個別の支援計画で進む(担任の先生によってかなり幅がある)
  • 交流級:一般学級で授業をうけることも可能

一般学級(普通級・通常級)

  • 標準人数:40人(小1のみ35人)
  • 授業進度:学年のカリキュラムによる
  • 通級:通級指導教室を利用できる

特別支援学級には、肢体に不自由な子、知的や情緒に障害や不安のある子が通うことができます。教室ごとに、知的、情緒、肢体でクラスが分かれている場合もあります。
交流級として科目単位で一般学級で授業を受けることも可能です。少人数制のため、担任の先生が子供を見る時間が増えます。保護者との意見交換の時間についても同じことが言えます。

先生の能力に依存するところが凄く大きいけど・・・

特別支援学級のメリット

  • 小人数制で気を配られる回数が増える
  • 一般級より内容の濃い授業をうけることも可能(担任の先生による)
  • 先生と意見交流しやすく子供特徴を伝えやすく個別の配慮がされやすい

良い先生だと子供が凄く伸びる

初めは発達障害の知識がなくても半年以内に凄く勉強される先生も見えます

イベント時(運動会、遠足など)に配慮がされます。

成長してくると、支援が必要な部分が見えてきます。

支援級はその選択肢をいくつか確保できるので安心です。

特別支援学級のデメリット

  • 先生が発達障害に対してほとんど無理解の場合もある
  • 騒ぐ子が数人いると騒音で授業にならないこともある
  • 友達の絶対数は少ない

息子以上に会話もままならない先生も見えます・・・

勉強も放置されてる・・・

子供見守りGPSサービス「soranome」

小学校に通い始めるとトラブルが多発します。1つ問題をクリアしてもすぐに次の問題が降りかかってきますので、その時の相談先などをご紹介します。

トラブル対策

デメリットの対策

  1. 先生にもスモールステップで子供の特徴と対応を伝える
  2. 担任の先生以外の教頭、教務、校務、特別支援教育コーディネーター、スクールカウンセラーなどに相談をする。
  3. 【巡回支援専門員整備事業】、【保育所等訪問支援事業】を活用する
  4. 学校以外のデイサービスや習い事などを通じて友達を増やす

我が家も上から順に対応しました~すごい大変

 連絡帳・サポートレターの活用

先生との意見交換は対面でした方が、先生の雰囲気をつかみやすく、誤解も起こりにくいです。しかし、保護者の勤務状況、学校の先生の勤務体制によっては難しいこともあります。その時は連絡帳、サポートレターを積極的に活用します。

・サポートレター、サポートブック:子供特徴をまとめて、先生と情報共有します。
・サポートレターのテンプレートは支援センターでもらえたり、WEB上で公開しているサイトもあります。

サポートレターも無視、連絡帳に書いても白紙で返して来たらどうすんの~

我が家は妻が連絡帳を根気よく1年間(文面上は)怒らずに書き続けました

ちょっとしたやりとり出来るまで半年かかりました・・・でも改善とは程遠いです( ;∀;)

 担任の先生以外へ相談する

先生も基本的にはただの人。素晴らしい人もいれば、そうでもない人も当然います。外れた場合の対策は必須です。

スクールカウンセラー

児童生徒や保護者の抱える悩みを受ける窓口です。
専用ダイヤルがあったり、教頭先生や各主任から予約をすることが多いです。

  • 非常勤職員
  • 8割以上が臨床心理士
  • 1校あたり平均週1回、4~8時間

非常勤のため、予約が必要で、結構混んでいたりします。学校の特別支援教育コーディネーターや教頭先生と意見調整をしてくれます。必要があればクラスの様子も確認してくれます。

根本的な解決にならなくても、前に進む努力は大切

特別支援教育コーディネーター

 特別支援教育が必要な子供の保護者に対する相談窓口、担任への支援、学校内外の連絡調整役、などといった役割を担っています。学校の役職のある人(教頭、教務主任、校務主任など)が担っています。学校ごとに配置されている特別支援教育コーディネーターとは別に教育委員会にも特別支援教育コーディネーターが在籍することがあります。

根本的な解決にならなくても、前に進む努力は大切

教育委員会のコーディネーターさんに直接言うのは学校側は嫌がります。問題は外に出したくないでしょうけども・・・試行錯誤の一つかも

校長先生、教頭先生、校務主任、教務主任、学年主任

スクールカウンセラーとの連絡調整役や特別支援教育コーディネーターを兼務していたり、結果的に既に相談済かもしれません。兼務していない場合は相談先としては候補にあがります。

保護者同士で連絡が取れるなら、同じタイミングで意見をするのも効果があるようです。一人の意見だとクレーマー扱いされる可能性がありますが、3、4人保護者が同時に来た場合はそうも言っていられません。

 【巡回支援専門員整備事業】、【保育所等訪問支援事業】を活用する

発達障害支援センターや養護学校がこの事業を扱っていることがあります。地域によっては事業としての扱いがないこともあります。

【巡回支援専門員整備事業】

発達障害等に関する知識を有する専門員が、保育所、小中学校などへの巡回支援を実施し、担任の先生などに対し、障害の早期発見・早期対応のための助言等の支援を行います。この専門員は、支援センター養護学校の職員が担うことが多いです。養護学校、支援センターなどの職員が保育園や小学校の教室を巡回するスタイルになるかと思います。

  • 利用者負担なし
  • 申請者は保護者以外(保育園や学校側から)も可能
  • 保護者が申請しても必ず認められるわけではない
  • 保育所等訪問支援事業より制度的には容易なもの
  • 施設などへの間接的な支援が基本(子どもへの直接支援は含まれないことが多い)
  • 施設側への子どもの特性理解と適切な環境への助言
  • 回数が限定されている
【保育所等訪問支援事業】

上記とかなり似た事業ですが、有料で少し支援の内容が強くなります。保護者の申請に基づく事業になります。保育所等の中に小中学校も含まれます

  • 利用者負担あり(有料)
  • 申請者は保護者
  • 申請すれば基本的には訪問してもらえることが多い
  • 施設などへの間接的な支援および子ども本人への直接支援も可能
  • 施設側への子どもの特性理解と適切な環境への助言
  • 子ども本人や子ども集団に対しての直接支援(支援方法を先生に見せることができる)
  • 2週間に1回程度の訪問(訪問結果の検証もある)
★我が家の対応の時系列
  1. 担任の先生にサポートレター(連絡帳)を渡す
  2. 担任の先生に状況改善を要望(やんわりと)
  3. スクールカウンセラーを利用(窓口は各主任や教頭)
  4. 学校の特別支援教育コーディネーター(教務主任)に状況改善を要望
★それでもだめなら次の手を
  1. 巡回支援専門員整備事業を活用(支援センターや養護学校に依頼)
  2. 保育所等訪問支援事業の活用(支援センターや養護学校に依頼)
  3. 校長先生、教頭先生に改善要望
  4. 教育委員会(役所内)の特別支援教育コーディネーターに改善を要望

少しずづ改善したり、ほとんど効果がなかったり。
通常学級においても言えることかもしれませんが、困った先生にあたる本当に本当に大変です。
仕事も休みを入れて学校に行ったりなどなど…
子どもにも癇癪が増えたり、急に勉強を嫌がったり、チックが出るようになったり上記の対応をしたりと大忙し
です。

良い先生に戻ってほしいと心の底からおもう~~

ものすごく怒れるけど子どもが人質・・・

相談する時期も大切です!!

対応タイムライン

  • 4月下旬ごろ 問題発覚
  • 5月ごろ 先生に確認 ~ 改善要望
  • 夏休みまで 先生以外にも相談
  • 12月~1月 来年に向けて管理系職員との協議

状況が変わらない場合は、12月頃に特別支援教育コーディネーターや校長・教頭先生など、管理系のポジションを務める方と直接協議の場を持った方が良いかもしれません。このタイミングで協議をすることは、来年のこどもの環境確保につながりやすいため大切だと思います。

我が家は12月に校長先生とマンツーマンで協議

クタクタだけど『来年も同じ』の方が地獄じゃ・・・ド根性~

翌年、先生が変わりやっと前に進めています(^-^;

人事配置に係る管理ポストの方が移動するときは要注意っス。

新しい人に引き継ぎされていないこともあるので、対策が必要です。

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特別支援学級から一般級(普通級)へ変更は可能か?

基本的には変更が可能です。ただし、年度途中の変更は学校側が対応できず難しいことが多いようです。必ず、学校側と事前に打合せをしましょう。

学級変更の注意点

気を付けるのは、低学年に一般級(普通学級)を選択、高学年で特別支援学級へ変更するパターンです。

知人の子で4年生の時に発達障害に気付いて特別支援学級への変更を子供に勧めた方がいましたが、子供から拒絶されて一般学級に通い続けている子がいます。子供が大きくなると特別支援学級に対しての劣等感などによりクラス変更を拒絶されることがあります。

特別支援学級での学習の速さ

地域によりますが、知的クラス情緒クラスがわかれている場合があるようです。軽度知的の場合はある程度は計算などできることもあります。支援学級でも学習は通常級と同じ進捗を求めることは可能です。ただし担任の先生次第です。

特別支援学級の学習の問題点

  • 担任の先生が発達障害に対して理解の無いまま進めることがある
  • 無理に進めた結果、勉強が嫌いになることもある
  • 通常級と同じ学習速度が維持できないことも(担任の先生による)

ほとんど障害の知識がない先生もいます

10回伝えると1回してくれる・・・あれ!?息子と同じ匂い

様々な先生がいて、しっかりと療育的アプローチと学習面をサポートする方もいれば、学習をほとんど放置していたり、特性への知識がほとんどなく配慮を全くしていなかったりするケースもあります。
特性に配慮しつつ学習をすすめることは、教える側の障害への知識が必要となりますが、支援学級の先生でも発達障害の特性を良く知らないということがあります。

特別支援学級の学習の対策

  • 【特別支援学級のデメリット対策】を一通り学校側に働きかける
  • 交流級を利用してみる
  • 事前に先取り学習をして知識を子供に貯金しておく

自宅で1年分先取りで勉強していたおかげで、何とか学習速度を維持しています。

じゃあ先生は一体何をしているのかな・・・ひどいよ~

学習方法・教材など

漢字

算数脳トレパズル

そろばんもオンラインで大丈夫

勉強のやりすぎにも注意して

子供のために子供に適切なペースで学習に取り組めていれば問題ありませんが、子供が疲弊して元気がなくなるほど親子で取り組みすぎると精神面に負荷がかかりすぎて逆効果となることもあるので注意が必要です。

障害のない子どもと全く同じ道を歩ませようとしている方もいると思います。その気持ちは親としてよくわかります。しかし、行き過ぎてしまうと学校側から【教育虐待】を疑われることもあるかもしれません。ネーミングが過激なのでいかがなものかとも思いますが、ちょっと頑張りすぎている時は少しブレーキを踏んでみたりアプローチの仕方を変えてみたりすると良いと思います。

子供の精神面を最優先することが必要です。

先生によって精神面への負荷が高くなると、どうしても学習スピードは落ちるので腹が立つことはありますが、時には諦める部分も出てきます。

最近は軽度知的より更に深く潜っている気がする息子っす

3~5歳での療育、読み書き、簡単な計算、DVDも使っていろいろな学習これらが小学校高学年頃に花開くのを実感する今日この頃です。でもコミュニケーションが若干とれる程度ですけど、やっていなかったらきっともっと大変だったとは思います。

補助金を忘れないように

つまづきと退行

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